
【口コミ調査】Circular Ring 2の評判は?日本上陸したAIリングの注意点を解説
公開: 2026/8/14更新: 2026/8/22
2026年7月10日、海外発のスマートリング「Circular Ring 2」が日本に上陸しました。ヨドバシカメラやビックカメラでも普通に買えます。その一方で、海外のアプリストアやRedditには、この製品への厳しい声が数多く残っています。
購入を検討している方から見ると、気になるのはこんな点ではないでしょうか・・・
- 海外の評判が悪いと聞いたけれど、本当?
- 血圧や血糖値が測れると聞いたけれど、もう使えるの?
- 5万円以上出して失敗しない?
私はSOXAI RING 2を毎日つけて生活しています。Circular Ring 2の実機は持っていません。そのかわりこの記事では、海外の掲示板とアプリストアのレビュー、メーカーの公式ヘルプ、日本の販売ページを1つずつ突き合わせて、確認できたことだけをまとめました。
先に要点を2つ言います。厳しい口コミの多くは、日本上陸前の初期ロット(2025年・Kickstarter出荷期)に向けられたものでした。そして血圧・血糖値などの目玉機能には、「今使えるもの」と「これからの予定」がはっきり分かれています。この線引きから順に整理します。
☀️ この記事でわかること ☀️
- Circular Ring 2の日本での販売状況と価格【2026年8月時点】
- 海外Redditとアプリストアの口コミの中身と、投稿された時期
- 血圧・血糖値など「今使える機能」と「予定の機能」の線引き
- 本体は振動しない、将来機能の課金など買う前に知っておきたい3つのこと
Circular Ring 2とは?日本での販売状況
Circular Ring 2は、Circular社が開発したスマートリングです。メーカーの公式サイトは英語のみで、日本語版は確認できませんでした。米国の電波認証(FCC)の登録名義はCIRCULAR HEALTH LIMITEDで、所在地は香港です(2025年5月登録)。日本の正規代理店は、Amazfitなども扱う輸入販売会社の株式会社アースリボーン(東京都中央区)です。
基本情報とスペックを1つの表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本発売日 | 2026年7月10日 |
| 正規代理店 | 株式会社アースリボーン |
| 価格(税込) | Obsidian Black 54,800円 Silver 64,800円 Gold・Rose Gold 79,800円 ※色で3段階。号数では変わりません |
| サイジングキット | 1,600円 |
| 素材 | チタン+PVDコーティング (販売ページでは低アレルギー素材と記載) |
| 重量 | 日本公式の表記で約4g (海外の資料には2〜3gの表記もあり) |
| 電池 | Powerモードで最大7日 満充電まで最大60分・電池交換は不可 |
| 防水 | IP68(水深50mで最大30分) |
| サイズ展開 | 6〜14の9サイズ(US表記の可能性あり) |
※2026年8月時点。スペックは公式ユーザーガイドと日本の販売ページの表記に基づきます。
取扱店として案内されているのは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ビックカメラ、ヨドバシです(家電量販店は一部店舗を除く)。2026年8月時点で私が確認した範囲では、ヨドバシ.comは多くのサイズ・色が「在庫残少」の表示で、Amazonにも残り数点のサイズ・色が目立ちます。14号はどの店でも取り寄せ扱いでした。
サイズの表記には注意が必要です。Amazonの商品名には「USサイズ6-14」とあり、日本の指輪の号数と同じとは断定できません。サイジングキット(1,600円)で指を実測してから本体を注文する流れが案内されています。5万円台からの本体でサイズを外すことを考えれば、普段の指輪のサイズで決め打ちせず、キットで実測してからのほうが確実です。
なお、検索するとKibidangoのクラウドファンディングのページが出てきますが、こちらは2025年8月27日に終了しています。GREENFUNDINGにも同じプロジェクトのページがありますが、別のキャンペーンではなく同一プロジェクトの表示です。支援総額は約272万円、支援者は48人でした(達成率108%・支援者への発送は2026年1月目処とされていました)。現在の入手方法は、上で挙げた通常販売です。
家電量販店で普通に買えるんですね。海外では先に売られていたなら、評判も出ているんですか?
出ています。今回はそこを重点的に調べました。ただ、投稿された時期によって中身が大きく違うので、時期を添えて順番に見ていきます。
海外の口コミ・評判はどうか
日本発売から1ヶ月あまりのため、日本語の使用感の口コミはまだ少ないです。そこで海外のコミュニティRedditとアプリストアを中心に、私が原文を確認できた声だけを、投稿時期とあわせて紹介します。Redditで参照したのは、この製品の利用者が集まるr/CircularRingと、スマートリング全般を扱うr/SmartRingsの2つです。
この製品は、海外でKickstarter支援者向けの出荷(2025年)が先にあり、日本上陸(2026年7月)はその後です。Redditでは厳しい声が目立ちますが、悪評のほとんどはこの初期ロット期(2025年)の投稿で、日本上陸より前のものです。引用はいずれも私が原文を確認したうえでの要約で、コメント数は収集時点の概数です。
r/CircularRingのスレッド(2025年11月投稿)より要約: 2025年4月に支援し、10月末に受け取った。11月中旬にアプリがクラッシュしてログインできなくなり、返金を求めたが「生産開始済み」を理由に断られた、という報告です。約40件のコメントには同じ症状の報告が複数並ぶ一方で、「サポートに連絡したら直った」という声も少数ありました。
r/CircularRingのスレッド(2025年12月投稿)より要約: 睡眠データの取得が不安定、同期が70〜75%で止まってクラッシュする、サポートに2回連絡したが返答がない、Kickstarter支援は返金できず約300ドルを失った、というレビューです。
r/SmartRingsのスレッド(2025年3月投稿)より要約: 投稿者自身は悪評を見て支援をキャンセルした人です。80件超のコメントには、「1週間で機能の半分しか動かなくなった」「数週間で故障してサポートから連絡が来ない」「3ヶ月で表面が損傷した」という否定的な報告が並びます。
r/SmartRingsのスレッド(2026年3月投稿)より要約: 歩数がApple Watchの半分以下しか記録されない、ECGの結果は信頼できず循環器の医師にも取り合ってもらえなかった、ローズゴールドのメッキが約15日で色落ちした、180ユーロを損した、という詳しい酷評です。
読み比べて分かるのは、否定的な報告の多くが、リング本体の計測そのものより「アプリ・同期の不安定さ」と「サポートの応答の遅さ」に向いている点です(歩数やECGなど計測への指摘も一部にあります)。アプリ側の問題なら更新で変わる余地があり、実際に更新は続いています。一方で、メッキの色落ちや表面の損傷といったハードウェアへの報告は、アプリ更新では変わらない種類の指摘です。いずれも日本で正規販売が始まる前の時期の声なので、今店頭に並んでいる製品が同じ状態かどうかは、これだけでは判断できません。
上陸後の改善の兆候
時期が新しくなると、違う声も出てきます。
Redditの2026年7月の投稿には、「中古で約100ドルで買って1ヶ月、問題は起きていない。アプリは以前より良くなったのかもしれない。詐欺とは思わない」という報告があります。先ほどの2026年3月のスレッドにも、「今日は以前より動く」というコメントがありました(同期の不安定さの報告と併記されています)。
アプリの更新も続いています。iOS版は2026年7月16日にも更新されており、リリースノートには日本語翻訳の改善が記載されています。開発が止まった製品ではありません。
では、日本のApp Storeのレビューはどうか。件数がまだ少ないため参考程度ですが、評価は低めです。内容は、「サポートの回答が遅く、対応がずさん」という趣旨の声(6月10日の表示で、年までは特定できません)、「削除したはずのアラームが鳴り続ける」(2026年8月)、「歩数が7倍、10倍と安定しない」(2026年8月)というものでした。歩数の不安定さは、海外の報告と重なる指摘です。Google Playの評価は星2点台とされています(2026年7月時点の集計サイト値)。件数が少ない段階のレビューは、数件の投稿で数字が大きく動きます。星の平均より、書かれている中身(サポート、アラーム、歩数)のほうが参考になります。
まとめると、「初期ロット期の評判はかなり悪かった。改善の兆候はあるが、日本で買った人の報告はまだ出そろっていない」というのが2026年8月時点の状況です。
私が気になっていたのは、血圧や血糖値のほうなんです。指輪で測れるなら欲しいなと思って……。
その2つが、この製品でいちばん確認が必要なところです。「今できること」と「これからの予定」を分けて見ていきましょう。
血圧・血糖値は「予定」——うたい文句と実装の線引き
Circular Ring 2を調べていて、いちばん注意が必要だと感じたのが、血圧と血糖値の扱いです。紹介記事や商品ページにはこの2つの言葉が並びますが、実装状況を整理すると次のようになります。
| 機能 | 2026年8月時点の状態 |
|---|---|
| 睡眠、活動量、心拍、HRV、血中酸素、皮膚温、ストレス、VO2max | ✅ 使えます |
| スマートアラーム | ✅ 使えます(鳴るのはスマホ側) |
| Kira AIコーチ(140以上の指標を解析) | ✅ 使えます(日本語での応答は未確認) |
| ECG(心電図)、心房細動検知 | ✅ グローバル版では提供(日本版での可否は未確認) |
| 血圧推定 | 🔜 段階的に展開中 |
| 血糖値トレンド | ❌ 未実装 |
先に「今できること」を確認しておきます。睡眠、活動量、心拍、HRV、血中酸素、皮膚温、ストレス、VO2maxの計測は使えます。KiraというAIコーチが140以上の指標を解析して助言する機能も、この製品の看板のひとつです(日本語でどこまで自然に応答するかは確認できませんでした)。スマートリングとしての基本の計測は、ひととおり揃っています。
血圧は、60秒のスポット測定で推定する方式(PTT方式)で、月1回、カフ式の血圧計を使った較正が必要とされています。つまり実装されても、腕で測る血圧計を手放せるわけではありません。現在は段階的なロールアウトの途中です。「段階的」というのは、提供が一部のユーザーから順に始まっている状態のことで、買った人全員のアプリですぐ使えると確認できたわけではありません。公式ヘルプの案内も「coming soon」のままです。FDAには申請中の段階です。
血糖値は、2026年8月時点で搭載されていません。つまり、今店頭で買っても、血糖値を測る機能は使えません。TechRadarなど海外メディアでは2026年末が目標と報じられています。2026年6月のファームウェア更新で対応の下準備が入った段階です。実装された場合も「トレンドの推定」であって、糖尿病の管理に使うCGM(持続血糖測定器)の代わりになるものではないとされています。
FDA(米国で医療機器などを審査する当局)の扱いは、機能ごとに状況が違います。ECGのアルゴリズムは、公式サイトが「FDA-cleared(米当局の審査を通過済み)」と説明しています。ただしこれは公式サイトの表記で、私が米当局の公開データベースで独自に確認できたわけではありません。血圧は申請中、血糖値はそもそも未実装です。「FDA」という言葉が出てきたら、どの機能の話なのかを分けて読む必要があります。
日本での扱いも確認しました。代理店の発表資料には「本製品は医療機器ではありません」と明記されています。健康管理やライフログの道具という位置づけです。また、日本の公式リリースはECGに触れていません。日本版でECGが使えるかどうかは確認できませんでした。
血糖値については、この製品に限らない一般的な注意もあります。FDAは2024年に、「血糖値を測定できると謳うスマートウォッチやスマートリングを買わないように」という警告を出しています(そうした製品を1つも承認していない、として)。Circular Ring 2の血糖値機能は「未実装・開発中」の段階なので、「今測れる」と現在形で謳う製品とは分けて見る必要がありますが、この分野のうたい文句は慎重に読んだほうがいい、という背景です。
整理すると、この製品のうたい文句には「これからのAIリング」としての予定が多く含まれています。予定を書くこと自体は嘘ではありません。ただ、購入の判断は表の「✅使えます」の行だけで行い、血圧と血糖値は実装されたら加点、くらいの距離感が安全だと私は考えています。血圧・血糖値そのものの仕組みと注意点は、次の記事にまとめています。
機能の整理は分かりました。ほかに、買う前に知っておくことはありますか?
口コミと公式情報を突き合わせていて、誤解しやすいと感じた点が3つあります。順番に説明します。
買う前に知っておきたい3つのこと
1. 本体は振動しない(アラームで鳴るのはスマホ)
Circular Ring 2の本体には、振動モーターが入っていません。公式ヘルプに、本体の振動は非搭載と書かれています。公式のコミュニティに本体への振動搭載を求める要望が投稿されていることも、いまは搭載されていないことの裏づけになります。スマートアラーム機能はありますが、音や振動で起こしてくれるのはスマホ側です。
紛らわしいのは、Amazonの商品名に「振動アラーム」という言葉が入っている点です。仕組みを知らずに読むと、指輪そのものが震えて起こしてくれるように見えます。前の世代のCircular RingやCircular Ring Slimは本体振動を搭載していたため、世代を混同した情報も見かけます。「スマホのアラームより静かに、指の振動で起きたい」が目的の場合、この製品では実現できません。
2. 現行機能は無料。将来機能の課金は表記が割れている
今使える機能は、買い切りで無料です。公式は「pay once, use for life(一度買えばずっと使える)」と説明しており、日本の発表資料も基本機能は無料としています。月額のサブスクリプションはありません。
はっきりしないのは、これから追加される機能の扱いです。日本の発表資料は「今後追加予定の高度な機能はアプリ内ポイントまたは任意課金を予定」とし、海外メディアのTech Advisorも、血圧・血糖値には「Circular Coins」というポイントが必要になると報じています。一方で、クラウドファンディングのページには「将来の新機能までも追加料金不要」とありました。血圧や血糖値が実装されたとき無料で使えるのかは、販売ページによって説明が食い違っており、確定していません。この2つの機能を目当てに買うなら、価格の54,800円〜79,800円に加えて、将来の追加負担がありうる前提で考える必要があります。
スマートリングの価格と機能の関係を広く知りたい方には、価格帯別の解説記事があります。
3. 日本語サポートの窓口は代理店
メーカーによる日本語の公式サイトやサポートページは確認できませんでした。日本語での問い合わせ先は、正規代理店アースリボーンの問い合わせフォームです。同社のサポートサイトには、2026年8月時点でCircular専用のカテゴリはまだ用意されていません。
海外の口コミでは、メーカーサポートの応答の遅さへの不満が目立っていました。日本では代理店が窓口に立つぶん事情が変わる可能性はありますが、実際にどう機能するかは、購入した人の報告が出てくるのを待つ段階です。少なくとも、「メーカーと日本語で直接やり取りする窓口はない」という前提の製品です。
まとめ
思っていたより「これから」の部分が大きいリングなんですね。
今できることと、予定の段階のことを分けて見るのが、この製品を検討するときの土台です。最後に要点を整理しましょう。
☀️ 要点まとめ ☀️
- 日本発売は2026年7月10日、正規代理店はアースリボーン。価格は色で3段階(54,800円〜79,800円)
- 海外の厳しい口コミの多くは日本上陸前・Kickstarter出荷期(2025年)の初期ロットへの声。上陸後は好意的な報告やアプリ更新の継続もある
- 今使えるのは睡眠、活動量、心拍などの基本計測。血圧は段階的に展開中、血糖値は未実装(2026年末目標と報じられている)
- 本体に振動モーターはない。アラームで鳴るのはスマホ側
- 現行機能は買い切り無料。将来機能の課金は販売ページで表記が割れている。日本語サポートは代理店の窓口
「できること」と「予定」を分けて見たら、自分が何を求めて買うのか整理できました。
血圧や血糖値が目的なら、実装と精度の報告が出てからでも遅くありません。今の計測機能が目的なら、日本で実績のあるブランドと並べて比べてから決めるのがおすすめです。比較記事にまとめています。
