
【安いのはあり?】スマートリングの値段の違いは何?価格帯別に解説【2026年版】
公開: 2026/7/22
先生、スマートリングが欲しくて調べてたんですけど、SOXAIとかRingConnって3万円も5万円もするじゃないですか。通販サイトを見たら2,000円くらいのリングもあって、スペック表には心拍も睡眠も血中酸素も書いてあるんです。これでよくないですか?
ダメとは言いません。用途によっては安いリングで足りる人もいます。ただ、2,000円のリングと3万円のリングの差は、スペック表には出てこない場所にあります。そこを知らずに値段だけで選ぶと「思っていたのと違う」が起きやすいんです。
スマートリングの値段の疑問は、だいたいこの3つに集まります・・・
- 数千円のリングと3万円超のリングは、何が違う?
- 安いリングを買うと、何で困る可能性がある?
- 結局、いくらのものを買えばいい?
私はSOXAI RING 2(39,980円)を1ヶ月以上、24時間つけっぱなしで使っています。一方で、数千円のリングは使ったことがありません。だからこの記事では、実体験で語れる部分と、公式情報や第三者の検証で確かめた部分をはっきり分けて書きます。
先に結論です。スマートリングの価格は、大きく3つの層に分かれます。そして値段の差が出るのは、スペック表の項目数ではなく、測った数字をどれだけ信用できるか、困ったときに頼れる相手がいるかという、表には載らない部分です。
☀️ この記事でわかること ☀️
- スマートリングの価格帯は3層(数千円/1万円前後/3万円以上)
- 値段の差が「どこに」出るのか
- 1万円前後の新しい選択肢(b.ringとRakuFit Ring)の位置づけ
- 予算別・用途別の選び方
結論:スマートリングの値段は3層に分かれる
2026年7月22日時点で日本で買えるスマートリングを価格順に並べると、きれいに3つの層に分かれます。
| 層 | 価格帯の目安 | 代表的な製品 | 向いているのは |
|---|---|---|---|
| ❶ ノーブランド格安帯 | 約2,000〜5,000円 | 通販サイトの無名ブランド品 | まず雰囲気を試したい人 |
| ❷ 中間帯 | 約9,000〜15,000円 | b.ring G2、RakuFit Ring | 睡眠・心拍の記録を安く始めたい人 |
| ❸ 定番帯 | 約30,000円〜 | SOXAI RING 2、Re・De Ring Gen2、RingConn | 毎日の健康管理を長く続けたい人 |
※価格は2026年7月22日時点。
ここで大事なのは、3つの層で「できること」の見た目がほとんど変わらない点です。数千円のリングの商品ページにも、心拍・睡眠・血中酸素・歩数・IP68防水と、3万円台のリングと同じような機能が並んでいます。値段の差は機能の数ではなく、「測った数字をどこまで信じられるか」を支える仕組みに出ます。
3千円のリングと3万円のリング、スペック表を見比べてもほぼ同じに見えるんです。10倍の値段の差はどこにあるんですか?
そこがこのジャンルの分かりにくいところです。差が出る場所は5つあります。順番に見ていきましょう。
値段の差はどこに出るのか(スペック表に出ない5つの項目)
スペック表の項目数を数え比べても、値段の差はほぼ見えません。心拍・睡眠・血中酸素・防水は、格安帯の商品ページにも同じように書いてあるからです。差が出るのは、商品ページに書かれない次の5つです。
① 精度を裏付ける検証情報があるか
「心拍を測れる」と書くことと、「測った心拍が当てになる」ことは別の話です。
定番帯の製品は、レビューブログや検証動画で第三者が実際に測り比べた情報が豊富にあります。買う前に「実測ではどうか」を調べられる状態です。一方、格安帯の無名ブランド品は、そもそも検証した情報がほとんど見つかりません。数字が正しいかどうかを、買った本人ですら確かめようがない状態になりがちです。
実際にどんな検証報告があるかは、後の格安帯の章で紹介します。
② アプリの品質
スマートリングは本体に画面がなく、データはすべてスマホアプリで見ます。つまりアプリの出来が、そのまま使い勝手の大部分です。
格安帯では「アプリの日本語表示が崩れていた」「Bluetoothが頻繁に切れる」といった報告が個人ブログに見られます(詳細は後述)。ただし、これは格安帯だけの話でもありません。中間帯のb.ring G2にも「データ同期が手動」という第三者レビューの指摘があります。値段が上がるほど傾向として洗練されていく、と捉えるのが実態に近いです。
③ サポート窓口がはっきりしているか
「どこの会社が売っていて、困ったらどこに連絡するのか」が明確かどうか。地味ですが、体に毎日つける機器では効いてきます。
- b.ring:株式会社APPOSTER JAPAN(東京都千代田区・2022年設立)
- RakuFit Ring:株式会社AlternaLiv(大阪)
- Re・De Ring Gen2:ピクセラ(東証上場)のグループ
- SOXAI RING 2:日本のメーカーによる日本製
格安帯では販売元の情報がたどりにくい製品もあります。個人ブログには「専用の充電ケーブルをなくしたら、部品だけ買えず充電できなくなった」という報告もありました。ケーブル1本を買い直せるかどうかも、サポート窓口の有無で変わる部分です。
④ サイズキットがあるか
指輪は服と違って、サイズを外すと使い物になりません。しかも指の太さは朝晩でも変わります。
ブランド帯では「サイズキットで実際に試着してから本体を買う」流れが標準です。SOXAI RING 2とRingConnはサイズキットあり。b.ring G2はサイズキットに加えて、合わなかった場合の1回交換保証つき。RakuFit Ringはサイズキットを先に送ってから本体を発送する方式です。格安帯でこの仕組みを備えた製品は、見つけるのが難しいのが実情です。
⑤ 月額課金(サブスク)の有無
本体価格だけ比べると見落とす項目です。高価格帯のOura Ring 5は本体65,800円〜に加えて月額999円がかかります(機能をフルに使うには実質必須)。一方、SOXAI RING 2は公式が「リング購入料以外の料金は一切かかりません」と明記しており、b.ring G2も公式サイトでサブスクなしを明記、RakuFit Ringも月額無料(将来有料機能を追加する場合は事前案内)としています。
「本体が安くても月額で逆転する」ことも「本体が高くても買い切りで済む」こともある、ということです。
❶数千円のノーブランド帯の実態
通販サイトで「スマートリング」を検索すると、無名ブランドの製品が2,000〜4,000円を中心に大量に出てきます。ジャンルとしてはおおよそ2,000〜5,000円前後。謳っている機能は心拍・睡眠・血中酸素・IP68防水・歩数と、スペック表の見た目はブランド帯とほぼ同じです。
第三者の検証ではどう評価されているか
参考になる検証がひとつあります。note「【睡眠ガジェット】安いスマートリングの精度が怪しかった話。」(ボク。【趣味活メモ。】さん・2025年7月公開)です。Oura Ringを5年使ってきた筆者が、Amazonで約6,000円のリングを試した記録で、要約すると次のような内容でした。
- 深い睡眠の総時間は、おおむね妥当な数字が出た
- ただし睡眠ステージのグラフが、睡眠時間に関係なく一定周期で切り替わる不自然なパターンで、精度に疑問を持った
- 結局Oura Ringに戻した
- 一方で「睡眠時間の確認用途・入門用なら、安いリングで十分」という評価も添えている
「全部デタラメ」でも「値段のわりに優秀」でもなく、測れている部分と怪しい部分が混ざっている、という報告です。あくまで一例ですが、格安帯の実態をよく表していると感じます。
このテーマへの関心は高く、YouTubeでは「【検証】5000円と5万円のスマートリング、両方付けて一週間生活してみたらまさかの結果に。」(monograph・堀口英剛さん)という、RingConn Gen 2と5千円リングの比較検証動画が約16万回再生されています。16万回再生される検証動画が成立するくらい、「安いのはどうなのか」は多くの人が気になっている問いだということです。
個人ブログで見かける報告
製品名までは特定しませんが、格安帯については個人ブログでこんな報告があります。
- 机の上に置いたままなのに、心拍78と表示された
- アプリの日本語表示が崩れていて読めない
- Bluetooth接続が頻繁に切れる
- アプリが必要以上の権限を求めてくる
- 専用充電ケーブルをなくしたら、充電する手段がなくなった
すべての格安リングがこうだとは言えません。ただ、当たり外れを事前に見分ける情報がない以上、数千円は「試してみる勉強代」と割り切れるかどうかが、この層を選ぶ分かれ目になります。
❷1万円前後の中間帯:b.ring G2とRakuFit Ring
「3万円は出せないが、無名ブランドの数千円は不安」という人のための層です。この価格帯にも、素性のはっきりした選択肢が出てきています。
b.ring G2(13,200円)
株式会社APPOSTER JAPAN(東京都千代田区・2022年設立)が販売するスマートリングです。ラインナップはG1/G1Sが8,800円〜、G2が13,200円〜、Proが24,200円〜。中心となるG2(第二世代)は公式13,200円で、ヨドバシカメラでも同額の13,200円+10%ポイントで買えます(2026年7月22日時点)。家電量販店で普通に買える流通なのは、格安帯との分かりやすい違いです。
- 計測は心拍変動を含む7項目
- バッテリー最大7日
- IP68+5ATM防水
- iOS/Android両対応
- サブスクなし(公式明記)
- サイズキットあり。サイズが合わなければ1回交換保証
いいことばかりでもありません。第三者レビュー(WearGraphy)では「データ同期が手動」「幅8mm・厚み2.7mmで、指を曲げたときに干渉することがある」「AI機能はベータ版」という指摘があります。重さは公式非公表で、第三者レビューのスペック記載では2.9〜3.6gです。定番帯と同じ完成度を1万円台前半に求めるのではなく、「素性の分かるメーカーの入門機」として見るのが正確なところです。
RakuFit Ring(Makuakeで応援購入受付中)
大阪の株式会社AlternaLivが開発したスマートリングです。同社は累計5万台超を販売したポイ活体組成計「RakuFit」のブランドで、楽天レビューは4.57・12,145件(2026年7月22日時点)。無名の新規参入ではなく、健康機器で実績のある会社の新製品という位置づけです。
現在はクラウドファンディングのMakuakeで応援購入を受付中(2026年8月30日まで)。2026年7月22日時点で応援購入総額1,179万円超・サポーター1,106人と、注目度は高めです。
- 一般販売予定価格14,800円のところ、Makuake割引で9,320〜10,360円
- 睡眠・心拍・ストレス・活動量・歩数を計測、バッテリー最大7日、5気圧防水、US7〜14号
- 月額無料(将来有料機能を追加する場合は事前案内)
- サイズキットを先に送付してから本体を発送する方式
- ユニークなのはポイ活機能。睡眠スコア80点以上で楽天ポイントがもらえます(80〜89点=1ポイント、90〜94点=3ポイント、95〜100点=5ポイント。月上限155ポイント・期間限定ポイント)
ただし、クラウドファンディング特有の注意点があります。配送は2026年11月末までの予定で、まだ発送前。つまり実際に使った人のレビューがこの世に存在しません。仕様や配送時期が変わる可能性もあります。そして応援購入は通常の通販と違い、原則キャンセルできません。「実績ある会社の新製品を割引価格で先に応援する」仕組みであって、「レビューを見て選ぶ買い物」ではない、と理解した上で判断する必要があります。
❸3万円以上の定番帯:SOXAI、Re・De Ring、RingConn
健康管理を目的に長く使うなら、レビュー・検証情報が豊富に揃っているのがこの層です。主な製品を並べます(価格は2026年7月22日時点)。
| 製品 | 価格 | 月額 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Re・De Ring Gen2 | 29,800円 | なし(買い切り) | ピクセラ(東証上場)グループ。バッテリー最大9日 |
| SOXAI RING 2 | 39,980円 | なし(公式明記) | 国内シェアNo.1を謳う日本製。最大14日・サイズキットあり |
| RingConn Gen 2 | 52,800円 | なし(買い切り明記) | サイズキットあり。公式売り切れ中(2026年7月時点) |
| RingConn Gen 3 | 59,800円〜 | なし(買い切り明記) | 現行の最新世代 |
| Oura Ring 5 | 65,800円〜 | 999円/月(実質必須) | 海外の草分け。高価格帯のベンチマーク |
なおRingConnは、34,800円の下位モデルGen 2 Airもありますが、2026年7月22日時点で公式サイトはGen 2本体・Gen 2 Airとも売り切れ表示。実際に買えるのは最新のGen 3です。
Oura Ring 5は「本体65,800円〜+月額999円」で、この表の中では別格の価格です。世界的な定番として精度検証の情報量は群を抜いていますが、2年使えば月額だけで約24,000円。国内勢が「買い切り・月額なし」を揃えてきているのは、このOuraとの対比を意識した流れと見ることができます。
ひとつ注意があります。1〜2万円台で買えるEVERING(Colorsシリーズ11,000円〜、ZCシリーズ21,450円)という製品がありますが、EVERINGは決済専用のリングで、健康計測の機能はありません。「安いスマートリング」を探していて価格だけで選ぶと、目的の違うものを買うことになるため、この記事の健康管理リングの比較には含めていません。
各製品の詳しい比較は、こちらの記事にまとめています。
SOXAI RING 2を1ヶ月以上使って感じた、値段の中身
私はこの中から定番帯のSOXAI RING 2を選び、1ヶ月以上、24時間つけっぱなしで使っています。使ってみて分かったのは、値段の中身は「買う前」と「毎日の運用」に効いてくるということでした。
買う前の話では、サイジングキットの存在です。私は先にキットでサイズを確かめてから本体を購入しました。指輪を通販で買う不安が、この一手間でなくなります。前の章で「ブランド帯はサイズキットが標準」と書いたのは、自分がこの安心を体験しているからです。
毎日の運用では、朝起きて睡眠と心拍のデータをアプリで確認するのが習慣になりました。習慣になった理由は単純で、充電が週1回で済むからです。毎晩充電が必要な機器なら、どこかで途切れていたと思います。
ひとつお断りしておくと、私は格安帯のリングを使ったことがありません。なので「格安と比べて何倍いい」という比較は私にはできません。言えるのは、定番帯の値段には測定の精度以外に、サイズキットや週1充電の運用のしやすさが含まれていた、という実感までです。
価格帯別の選び方
ここまでの内容を、選び方として整理します。
中間帯と定番帯の分かれ目は、予算と「どこまでデータに頼るか」です。
- 1万円前後で素性の分かる入門機が欲しい → b.ring G2。家電量販店で買えて、サイズ交換保証もあります。RakuFit Ringは割引価格が魅力ですが、発送前でレビューが存在しない点とキャンセル不可を受け入れられる人向けです
- 毎日の健康管理の道具として長く使いたい → 定番帯。29,800円のRe・De Ring Gen2から、39,980円のSOXAI RING 2、5万円台のRingConnまで、買い切り・月額なしが主流です
安く買って後悔するパターンは、値段そのものより「目的と製品が合っていない」ときに起きます。買ってから後悔しやすいポイントは、こちらの記事で詳しく書いています。
まとめ
スペック表だけ見て「同じ機能なら安い方でいいじゃん」って思ってました。差が出るのは表に載らない部分だったんですね。
逆に言うと、その部分が要らない使い方なら、格安帯という選択も否定はできません。要点をまとめます。
☀️ 要点まとめ ☀️
- スマートリングの価格は❶数千円の格安帯・❷1万円前後の中間帯・❸3万円以上の定番帯の3層に分かれる
- 値段の差はスペック表の機能数ではなく、精度の検証情報・アプリの品質・サポート窓口・サイズキット・サブスクの有無の5つに出る
- 格安帯には「入門用なら十分」という声と「睡眠ステージの精度が怪しい」という検証報告の両方がある。当たり外れを事前に見分ける情報はほぼない
- 中間帯はb.ring G2(13,200円・サイズ交換保証あり)と、Makuake応援購入中のRakuFit Ring。クラファンは発送前でレビューがなく、原則キャンセル不可
- 定番帯はRe・De Ring Gen2(29,800円)、SOXAI RING 2(39,980円)、RingConn Gen 3(59,800円〜)など買い切り・月額なしが主流。Oura Ring 5は本体65,800円〜+月額999円
- EVERINGは決済専用で健康計測はできないため、健康管理目的なら対象外
選ぶ前に「自分は測定値をどこまで信用したいか」を決めると、3つの層のどれが合うかは自然と絞れます。私はサイズキットで測ってからSOXAI RING 2を選び、いまも毎朝データを見るところから1日が始まっています。
