
【壊れたらどうなる?】スマートリングの故障と保証をブランド別に比較!修理・交換の対応まで解説
公開: 2026/8/2
スマートリングの保証規定を4ブランド分読み比べて、いちばん意外だったのは、電池の劣化が保証の対象外だったことです。SOXAIもRingConnも、規定に明記しています。使い込んで充電の持ちが落ちてきても、無償で交換はされません。
この記事で扱うのは、次のような疑問です・・・
- 保証は何年?落として壊したときも効く?
- バッテリーがへたったら交換してもらえる?
- 延長保証や、なくしたときの備えはある?
- 壊れたらどこに連絡して、修理と交換のどちらになる?
書き手の私はSOXAI RING 2を約3ヶ月、毎日つけて生活しています(動作の不具合は今のところありません)。今回は各社の公式サイトで保証の条件を確認し、故障の実例は利用者の口コミを媒体横断で調べました。
メーカー保証の期間は、4ブランドとも基本1年で横並びです(EVERINGの定額プランのみ2年)。差がつくのは保証が切れた後の対応と、延長・紛失への備え。壊れたときにいくら払うことになるかは、ここで決まります。
☀️ この記事でわかること ☀️
- 4ブランドの保証期間・修理/交換・窓口の一覧比較
- 延長保証の有無と条件(SOXAIは購入から30日以内、RingConnはCare+)
- 故障かな?と思ったときにまず試すことと連絡の流れ
- 実際どのくらい壊れやすいのか、約3ヶ月使った私の実感
私、指輪を机やドアノブにガンガンぶつけちゃうタイプで……。高いリングを買うのが少しこわいんです。
その心配は、保証のしくみを知れば数字で判断できます。まず、実際にどんな故障が多いのかから見ていきましょう。
スマートリングは壊れやすい?よくある故障パターン
「スマートリングは壊れやすいのか」を示す公的なデータは見つかりませんでした。そこで、実際のユーザーの口コミと各社の公式サポート情報から、報告されている故障を集めました。パターンは大きく5つに分かれます。
1. 充電できない・充電ケースのトラブル(報告が最も多い)
口コミで最も目立つのが、充電まわりのトラブルです。
RingConn Gen 2では、購入から約1ヶ月で「充電ケースに入れてもLEDが点灯せず、完全に停止した」という報告があります(個人ブログ「タケイノート」)。この方はアプリ内サポートから症状の説明と注文番号を添えて問い合わせ、翌日には交換が決まり、3日目に交換品が発送されています。やり取りは日本語。突然の完全停止でも、保証期間内なら交換で解決した実例です。
旧モデルのSOXAI RING 1でも、「充電が完了しない」「消耗が早くなった」という充電まわりの不具合報告があります(個人ブログ「ルイログ」。充電のたびに再起動することで回避できたとのことで、経年の劣化とは別の症状です)。
2. バッテリーの劣化
充電式のスマートリングである以上、バッテリーは使うほど少しずつ劣化します。海外ブランドOuraの旧モデルでは、公称8日の持ちが約1年3ヶ月で2日まで落ちた報告もあります(詳しくはOuraの章で紹介します)。この「劣化」を保証がどう扱うかは、次の章の比較表で詳しく見ます。
3. アプリと同期できない・ペアリングが切れる
各社の公式ヘルプには、接続トラブルのページが常設されています。メーカー側が「よく起きる」と想定している定番のトラブルです。本体の故障とは限らないため、窓口に連絡する前に試したい手順を「故障かな?と思ったら」の章にまとめました。
4. 外装の傷
通常使用でつく傷は、保証では救われません。SOXAIとRingConnは規定で対象外と明記しており、Ouraも通常摩耗(傷・へこみ)を対象外としています。実際に3ヶ月使ってどの程度傷がつくかは、後半の実体験の章で触れます。
5. 決済リング特有:決済できない(EVERING)
EVERINGで「決済できない」ときは、故障よりも残高不足やタッチの角度が原因のことが多い、と公式が切り分け手順を案内しています。手順はこの後の章で紹介します。
なお、EVERINGとRe・De Ringについては、故障そのものの口コミはほとんど見当たりませんでした。EVERINGは充電しない構造なので、報告の多い電池・充電まわりの故障がそもそも起きない、という構造的な理由もあります。
故障と紛らわしいのが「寿命」です。買ったばかりのリングが突然止まったなら故障で、保証の出番です。一方、2〜3年使ったリングの電池が持たなくなってきたなら、それは寿命=消耗であって、保証では救われません。同じ「動かない」でも扱いが分かれます。寿命の見極めと長持ちのコツは、別の記事にまとめています。
保証って、どのブランドも同じようなものじゃないんですか?
保証期間はどこも1年でほぼ横並びです。差が出るのは「何を守ってくれるか」と「保証が切れた後」。表で比べてみましょう。
4ブランドの保証・サポート比較【一覧表】
主要4ブランドの保証を1枚の表にまとめました。見てほしいのは保証期間の列よりも、「主な保証対象外」と「保証が切れた後」の2列です。期間はほぼ横並びでも、この2列はブランドごとに差があります。
| ブランド | 標準保証 | 故障時の対応 | 主な保証対象外 | 延長保証・オプション | 保証が切れた後 |
|---|---|---|---|---|---|
| SOXAI RING 2 | 1年 | 交換(修理は原則不可) | 通常使用の傷、落下・打撃、電池劣化、盗難・紛失 | あり(購入30日以内・合計2年) | 有償対応もなし=買い直し |
| RingConn | 1年(全モデル共通) | 交換 | 電池の自然劣化、通常損耗、改造・分解 | Care+(1年4,380円/2年7,380円) | 公式に記載なし(Care+の2年プランなら2年目も破損・紛失は対象) |
| EVERING | 1年(定額プランは2年) | 交換 | 落下などによる故障、分解・改造、手入れ不足 | 紛失交換2,640円(購入時のみ) | 定価の半額で有償交換あり |
| Re・De Ring | 1年 | 窓口に相談(明文なし) | 対象は初期不良・意図しない故障 | なし(2026年8月時点で記載なし) | 公式に記載なし |
※価格・条件は2026年8月時点の各社公式サイトの情報です。
まず押さえたいのは、バッテリーの自然な劣化は「故障」ではなく消耗として扱われ、標準保証の対象外という点です。SOXAIは消耗材の劣化を、RingConnは電池の自然劣化を、規定にはっきり対象外と書いています(海外ブランドのOuraも同じ)。「1年保証があるから電池が弱っても交換してもらえる」とはなりません。通常使用の傷も同様に、SOXAIとRingConnは対象外と明記しています。
もうひとつ、対応方法にも共通点があります。SOXAIは分解・組立ができない構造のため修理は原則不可で、保証対応は交換(または返金)です。RingConnとEVERINGも、対応は修理ではなく新しいリングとの交換です。家電の「修理に出して直してもらう」とは違う仕組みです。
「どこで買ったか」も条件になります。SOXAIは公式ストアまたは指定販売店で購入した個体のみ、RingConnは初期購入者のみが保証の対象です。フリマアプリなどで中古品を買うと、この2社では最初から保証の対象外になります。
違いが分かりやすいのは、たとえば「落として割ってしまった」ケースです。SOXAIの保証は落下・打撃による故障を対象外としているため、保証期間内でも買い直し(SOXAI RING 2は39,980円)になります。EVERINGも落下による故障は無償交換の対象外ですが、スタンダードプラン定価の半額+送料1,320円で有償交換できます。RingConnは、Care+に加入していれば偶発的な破損として期間中1回交換でき(交換時の送料1,680円は自己負担)、未加入なら標準保証の対象外です。同じ事故でも、支払う金額はブランドでここまで変わります。
1年保証って書いてあれば、電池も守られると思ってました……。
そこがよく誤解されるところです。電池の劣化は各社とも保証の外にあります。だからこそ比べるべきは、保証が切れた後にどんな選択肢が残っているか。ここはブランドではっきり分かれます。
ブランド別に詳しく:保証の中身と「切れた後」
SOXAI RING 2:保証内は手厚い交換対応。ただし切れたら買い直し
標準保証は購入日から1年です。対象になるのは、公式ストアまたは指定販売店で購入した個体のみ。保証の範囲は物的・加工上の欠陥に限られます。
保証期間内の対応は、会社の判断による交換(または返金)です。往復の配送料は会社負担で、交換後のリングには「交換から90日」または「当初保証の残り」の長い方の保証が付きます。
一方で、保証が切れた後や対象外の故障は、有償での修理・交換も受け付けていません。バッテリー交換サービスもないため、保証の外で壊れたら買い直しになります。
延長保証はあります。SOXAI RING 1.1以降(SOXAI RING 2を含む)が対象で、加入すると保証が合計2年になります。ただし申し込めるのは購入から30日以内のみ。セットアップ後に届くウェルカムメール内のリンクから申し込む方式で、途中解約はできません。価格は延長保証の案内ページには記載がなく、申込時に表示される購入ページで確認する方式です。
注意したいのは、延長保証で延びるのは期間だけという点です。公式の説明も「保証期間を2年間に延長するオプション」で、保証の内容は通常保証と同じものが案内されています。落下や電池の劣化は、延長保証に入っても対象外のままです。この後で紹介するRingConnのCare+は、期間ではなく守る範囲を広げるプランなので、同じ「有料の保証」でも性格が違います。
サイズ交換は保証とは別の制度で、発送から10日以内・未損傷の場合に1回のみ、送料自己負担で受け付けています。問い合わせは専用フォームからのみで、電話窓口はありません。
RingConn:Care+に入れば破損・紛失までカバーできる
標準保証は1年で、RingConn Gen 1、RingConn Gen 2、RingConn Gen 2 Air、RingConn Gen 3のどのモデルでも共通です。購入証明が必須で、対象は初期購入者のみ。不具合時は交換対応で、往復送料は会社負担、交換品には3ヶ月の保証が付きます。
特徴は有料の保証プラン「RingConn Care+」が日本でも提供されている点です。1年プラン4,380円、2年プラン7,380円(対象のRingConn Gen 2、RingConn Gen 2 Air、RingConn Gen 3のどれでも同価格)で、偶発的な破損・盗難・紛失といった標準保証の外側までカバーします。期間中1回交換でき、交換時の送料1,680円は自己負担。カバーされるのはリング本体のみで、充電ケースは含まれません。加入できるのは新品のみで、公式ストア以外(量販店など)で購入した場合はRingConnへの直接申請が必要です。
加入手続きには注意点があります。リング受け取り後、注文確認メールのアクティベーションコードを有効化する必要があり、コードは支払いから60日で失効します。
もうひとつ、今回比較した4ブランドで公式下取り(Trade-In)があるのはRingConnだけです。購入時に下取り対象を選ぶと割引が受けられ、新しいリングを受け取ってから30日以内に旧機を返送する仕組みです(返送しないと下取り分を請求されます)。下取り額はチェックアウト時に提示されます。
Care+って、入っておいた方がいいんでしょうか?
標準保証だけでも、不具合のときの交換は受けられます。Care+が守るのは、落として割った・失くしたという標準保証の外側です。2年プラン7,380円を払っておくかどうかは、自分の生活でその事故がどれくらい起きそうかで決まります。
EVERING:保証が切れた後も「半額で交換」の道がある
EVERINGは決済専用のリングで、充電がありません。保証期間は、買い切りのスタンダードプランが1年、定額プランが2年。対応はいずれも新しいリングとの交換です。
無償交換の対象外は、誤使用や分解改造、購入後の落下、天災、お手入れを怠ったことによる故障です。とくに落下が対象外である点は、覚えておきたいところです。
そのぶんEVERINGには受け皿があります。保証期間が切れた後でも、スタンダードプラン定価の半額+送料1,320円で有償交換が可能です。有償交換品には3ヶ月の保証が付きます。
紛失への備えとして「紛失交換保証オプション」(2,640円)もあります。加入できるのは購入時のみですが、期間の定めなく1回、紛失・サイズ変更など理由を問わず再発行できます(紛失時は送料660円、サイズ・カラー交換は送料1,320円)。MATTEのスタンダードプランには自動で付帯します。
決済リングならではの機能として、紛失・盗難時はアプリのメイン画面右上の鍵マークから即時に利用停止できます。電話連絡は不要で、解除もアプリから行えます。
サイズ交換は保証とは別で、公式ストア購入・到着日を含む7日以内・アクティベーション前・刻印なしの場合に1回のみ、送料1,320円の自己負担で受け付けています。窓口は問い合わせフォームのみです。
Re・De Ring:保証1年・窓口はピクセラのサポートセンター
Re・De Ringの保証期間は1年で、対象は初期不良または意図しない故障です。窓口は販売元ピクセラのユーザーサポートセンター(問い合わせフォーム)になります。
故障時の対応が交換なのか修理なのかは、公式に明文がありません。不具合が出たら、まず問い合わせフォームから相談する流れです。延長保証は用意されていません(2026年8月時点で公式に記載なし)。
【参考】Oura Ring 5の場合
海外の定番ブランドOura Ring 5も、参考として添えておきます。
公式保証は新品購入で1年です(米国外では現地の法律により2年以上になる国があると公式が案内していますが、日本での年数は明記がありません)。対象外は紛失・盗難・通常摩耗(傷・へこみ)、そしてバッテリー。電池が保証の外にあるのは、日本の4ブランドと同じです。
サポートの流れは、チャットまたはメールで連絡し、注文番号・症状・写真を提出。承認後1〜2週間で交換品が届きます。交換品は整備済み(like-new)品の場合があります。
口コミでは、ひとつ前のモデルOura Ring 4で、公称8日のバッテリーが約1年3ヶ月で2日まで落ちたケースがあり、保証が切れた後にもかかわらず無料の交換品が3日で発送されたという報告があります(個人ブログ「本能ブログ」)。一方、長期ユーザーからは「数年で3個交換になった」「バッテリー交換プログラムがないこと」への不満の声もあります(個人ブログ「KMCA」)。
ブランドごとの違いは分かりました。実際に調子が悪くなったら、何から始めればいいんですか?
順番に切り分けると、原因が本体なのか設定なのかが見えてきます。手順を見ていきましょう。
故障かな?と思ったらまず試すこと
不具合が出たときの動き方は、どのブランドでもほぼ共通です。
手順1:公式ヘルプのトラブルシューティングを確認する
各社の公式ヘルプには、接続や充電のトラブルへの対処ページが常設されています。アプリと同期できない、ペアリングが切れるといった症状は、本体の故障ではなく設定や接続の問題で解消することがあります。まずここを一通り試します。
EVERINGで決済できない場合は、公式が案内する切り分け手順があります。①残高を確認する、②タッチの角度・当て方を確認する、③実際に決済を試す。それでも決済できなければ、問い合わせフォームへ連絡します。
手順2:症状を写真・動画で記録する
先ほどのRingConn Gen 2の交換例(タケイノート)では、症状の詳しい説明・購入日・注文番号・試した対処をまとめて伝えたことで、一度の連絡で交換が決まっています。Ouraのサポートは症状の写真の提出を求めます。「充電してもランプが点かない」「数値が表示されない」といった症状は、言葉で説明するより見せた方が伝わります。連絡の前に撮っておきましょう。
手順3:購入証明を用意して窓口へ
RingConnの保証は購入証明が必須です。SOXAIも、公式ストアまたは指定販売店で購入した個体だけが保証の対象になります。注文確認メールやレシートを手元に用意してから連絡すると、やり取りが往復せずに済みます。
伝える内容の整理には、Ouraのサポートが求める3点セット(注文番号・症状・写真)がそのまま参考になります。「いつ買ったか」「何が起きているか」「その証拠」の3つがそろっていれば、どのブランドの窓口でも話が早く進みます。
各社の窓口はこちらです。
| ブランド | 窓口 |
|---|---|
| SOXAI | 問い合わせフォーム(電話窓口なし) |
| RingConn | cs@ringconn.com(月〜金 10:30-19:30)、アプリ内サポート |
| EVERING | 問い合わせフォーム |
| Re・De Ring | ピクセラユーザーサポートセンター(問い合わせフォーム) |
壊れにくく使うコツと、買った直後にやっておくこと
ここからは、SOXAI RING 2を約3ヶ月使っている私の実体験です。
結論から言うと、この3ヶ月で動作の不具合は一度もありません。指につけている以上、ドアノブや机にぶつけることはよくあります。それでも目立つ傷が入ったことはなく、気をつけているのは「重いものを持つときは少し気にして持つ」程度です。外すほどの場面は、今のところありません。

これが3ヶ月使った実物です。よく見ると微細な傷は入っているようですが、写真では見分けがつきません。日常的にぶつけている道具としては、この程度で済んでいます。
とはいえ、通常使用の傷は保証では救われません(比較表のとおり、SOXAIとRingConnは規定に明記)。傷が気になる人は、マットなデザインを選ぶといいと思います。
落として壊した場合は、保証が使えません。SOXAIは落下・打撃による故障を、EVERINGも購入後の落下による故障を、それぞれ対象外としています。電池の劣化と違い、ぶつけて壊すことは日々の扱いで避けられる部分です。
もうひとつが、延長保証のタイミングです。私の場合、購入時に延長保証の案内はありましたが、加入しませんでした。入るかどうかは人それぞれとして、どの延長保証・オプションも、申し込めるのは購入直後の限られた期間だけです。SOXAIは購入から30日以内、RingConn Care+はコードが支払いから60日で失効、EVERINGの紛失交換オプションは購入時のみ。あとから加入することはできないので、買ったらすぐ決める必要があります。
購入直後にやることを、チェックリストにまとめました。
まとめ
「1年保証」の文字だけ見て安心していましたが、大事なのは中身と、切れた後だったんですね。
保証の中身は、買う前にこそ役に立つ情報です。最後に要点を整理しておきましょう。
☀️ 要点まとめ ☀️
- 標準保証はどのブランドも1年(EVERINGの定額プランは2年)
- 電池の自然な劣化は保証対象外(SOXAI、RingConn、Ouraが明記)。通常使用の傷も同じ
- 保証が切れた後で差が出る:SOXAIは有償対応もなく買い直し、EVERINGは定価の半額で有償交換
- 標準保証の外側(落下・紛失)に備えるなら、RingConnのCare+かEVERINGの紛失交換オプション。SOXAIの延長保証は期間が2年に延びるだけで、範囲は広がらない
- 延長保証・オプションは購入直後しか申し込めない。買ったらすぐ決める
- 故障かな?と思ったら「公式ヘルプ→症状を写真・動画で記録→購入証明を用意して窓口へ」の順で
保証の中身が分かっていれば、壊れたときも慌てずに済みそうです。
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