
ガーミンのスマートリングはある?Garmin Connectと連携できるかを解説【2026年版】
公開: 2026/7/12更新: 2026/7/14
先生、ぼく走るときはGarminのウォッチを使ってるんですけど、寝るときは外しちゃうんです。それで睡眠用にスマートリングを考えてるんですが…そもそもガーミンからリングって出てないんですか?
出ていません。そして「じゃあ他社のリングを買って、データをGarmin Connectに集めよう」と考えた人にこそ、買う前に知っておいてほしい仕組みがあります。Garmin Connectは、外からデータを受け取れないんです。
ガーミンとスマートリングの疑問は、だいたいこの3つに集まります・・・
- ガーミン製のスマートリングはある?
- 手持ちのリングのデータをGarmin Connectで見られる?
- ウォッチとリングを併用するなら、データはどこで見ればいい?
私はスマートリング(SOXAI)を毎日つけっぱなしで生活しています。ただしGarminのウォッチは使っていません。だからこの記事は、Garmin側の話はGarminの公式サポート情報だけを根拠に、リング側の話は各ブランドの公式情報を確かめながら書いています。
先に結論です。ガーミン製のスマートリングは存在しません(2026年7月時点)。そして、他社リングで測った睡眠データをGarmin Connectに取り込むこともできません。それでも、iPhoneの「ヘルスケア」やAndroidの「ヘルスコネクト」を集約場所にすれば、ウォッチとリングのデータを1か所で見る形は作れます。
☀️ この記事でわかること ☀️
- ガーミン製スマートリングが「ない」ことの公式確認
- Garmin Connectと連携できること・できないこと
- SOXAI、RingConn、Re・De Ring、EVERINGの連携対応表
- ウォッチ+リング併用の現実的な構成(iPhone・Android別)
ガーミン製のスマートリングはある?
Garminの現行ラインナップに、指輪型のデバイスは1つもありません(2026年7月時点)。
Garmin公式サイト(garmin.co.jp)のウェアラブル一覧を見ると、ラインナップは腕時計型が中心です。時計以外では、腕に巻いて眠るアームバンド型の睡眠デバイス「Index Sleep Monitor」がありますが、これも指輪型ではありません。睡眠専用のデバイスは出しているものの、Garminが選んだ形は指輪ではなく腕バンドでした。
では今後の予定はどうか。スマートリングを開発中だと伝える公式情報はありません(2026年7月時点)。それどころか海外メディアでは、Garminの幹部が「センサーの精度や電池の面では手首の方が有利」という趣旨で、リング型への参入に否定的な見方を示したと報じられています。
Garminからリングが出るのを待って、それを買おうかと思ってたんですが…望み薄ですか?
将来のことは分かりませんが、判断材料は「公式発表がない」「幹部の否定的な発言が報じられている」の2つです。少なくとも「もうすぐ出そうだから待つ」という状況ではありません。それより、今あるスマートリングをGarminとどう共存させるかを考える方が現実的です。
手持ちのスマートリングはGarmin Connectと連携できる?
直接の連携はできません。リングのアプリとGarmin Connectをつないで、リングで測った睡眠をGarminの画面で見る——という使い方は、公式の機能としては用意されていません。
なぜできないのか。Garmin Connect側の仕様を見ると、理由がはっきりします。
Garmin Connectは「他社のデータを受け取らない」設計
Garmin Connectには、他社デバイスの健康データ(睡眠・心拍・歩数など)を取り込む公式の手段がありません。Garminの公式サポートが案内しているのは、FIT・GPX・TCXといったアクティビティファイルの手動アップロードだけです。これはランニングやサイクリングの運動記録を持ち込むためのもので、毎晩の睡眠データの受け皿にはなりません。
「AppleヘルスケアやヘルスコネクトとつながるならOKでは?」と考えたくなるところですが、ここに落とし穴があります。Garmin ConnectはAppleヘルスケア・Androidのヘルスコネクトの両方と連携できます(ヘルスコネクトへの対応は2025年に始まりました)。ただしこの連携は、どちらも「Garminから外へ書き出す」一方通行です。ヘルスケアやヘルスコネクトに集まった他アプリのデータを、Garmin Connectへ読み込む機能はありません。
データの流れを整理すると、こうなります。
「ヘルスケアと連携できます」って書いてあったから、ヘルスケア経由でリングの睡眠をGarminに送れるんだと思ってました…。
そう読んでしまいやすい仕様です。Garminとヘルスケアの間のパイプは、Garminから出ていく方向にしか流れません。リング側からヘルスケアにいくら書き込んでも、Garmin Connectには届かない構造になっています。
Body Batteryにも反映されない
この一方通行には、はっきりした帰結があります。リングで測った睡眠データは、Garmin Connectの画面にも、Body Batteryなどの独自指標にも反映されません。
Body Batteryやトレーニングレディネスは、Garminのデバイスで測ったデータだけで計算されます。「夜はウォッチを外してリングで測り、その睡眠をBody Batteryに反映させる」という使い方は、現状の仕様ではできません。リングを足しても、Garmin Connect上の睡眠の欄は「ウォッチを着けて寝た夜」しか埋まらない、ということです。
4ブランドの連携対応まとめ
当ブログで扱っている4ブランドの連携対応です(各社公式の案内ベース・2026年7月時点)。
| ブランド | Appleヘルスケア | ヘルスコネクト | Garmin Connect |
|---|---|---|---|
| SOXAI RING | ○(書き出し・読み込みの双方向) | ○ | ×(直接連携なし) |
| RingConn | ○(iOS) | ○(Google Fitから移行) | ×(直接連携なし) |
| Re・De Ring | ○(2025年3月のアップデートで対応) | ○ | ×(直接連携なし) |
| EVERING | −(健康計測機能なし) | − | − |
SOXAI RINGは、公式ヘルプにAppleヘルスケア連携・ヘルスコネクト連携・dヘルスケア連携の案内があります。ヘルスケアとは睡眠や歩数などのデータをエクスポートとインポートの双方向でやり取りできます。ただしGarmin Connectとの直接連携はありません。
RingConnは、Appleヘルスケア・ヘルスコネクトの両方と連携できます。ヘルスコネクトは、公式ブログでGoogle Fitからの移行が告知済みです。2025年10月には、ワークアウトデータを読み込む双方向同期への対応も公式に発表されています。こちらもGarmin Connectとの直接連携はありません。
Re・De Ringは、メーカーのピクセラが2025年3月14日のアップデートでAppleヘルスケア・ヘルスコネクト連携の開始を発表しています。睡眠データや歩数を共有する、書き出し方向の連携です。Garmin Connectとの直接連携はありません。
EVERINGは決済専用のリングで、健康計測機能そのものがありません。公式アプリの説明にあるのは決済・チャージ・ロックの機能だけです。睡眠データの連携という話の対象外になります。
範囲を4ブランドの外に広げても、Garmin Connectと直接連携できるスマートリングは確認できませんでした(2026年7月時点)。どのリングを選んでも「Garminの画面で睡眠を見る」は実現しない前提で、使い方を組み立てることになります。
ウォッチとリングを併用するならこの形
併用の現実解は、OSの健康アプリ(ヘルスケア/ヘルスコネクト)をハブにして、そこで両方のデータを見る形です。
iPhoneの場合は、次の3ステップで整います。
- Garmin Connectアプリで、ヘルスケアへの書き出しを有効にする
- リングのアプリで、ヘルスケアへの書き出しを有効にする
- ヘルスケアアプリで、ウォッチの記録とリングの記録を並べて見る
Androidも考え方は同じで、ハブがヘルスコネクトに変わるだけです。Garmin Connectとリングのアプリ、それぞれからヘルスコネクトへの共有を有効にすれば、歩数や睡眠を1か所で確認できます。
この形にしても、ハブに集めたデータをGarmin Connectへ戻せないことは変わりません。「全体を眺める場所」がGarmin Connectからヘルスケア(ヘルスコネクト)側に移る、というのが併用の落としどころです。昼のトレーニングはGarmin Connect、夜の睡眠はリングのアプリ、全体を俯瞰したいときはハブ、という三段構えになります。
「全部Garmin Connectにまとめる」は、あきらめるしかないんですね…。せっかく何年分もデータが貯まってるのに。
そこは割り切りが要ります。ただ、Garmin Connectの過去データはこれからもウォッチで積み上がっていきますし、リングの睡眠はリングのアプリとハブで見られます。役割を分けてしまえば、運用そのものは難しくありません。
なお、「ウォッチとリングを同じアプリに統合する」を実現している例はあります。AmazfitのHelio Ringは、同ブランドのウォッチと自社のZeppアプリでデータを統合できる製品です。ただしこれはAmazfit製品同士で完結する仕組みで、Garmin Connectと連携するわけではありません。Garminウォッチを使い続ける前提の人には、この統合の恩恵はありません。
ウォッチとリングの役割分担そのものを整理した記事もあります。
Garminユーザーがスマートリングを足すなら
連携できない前提が固まると、リングの選び方も変わってきます。観点は3つです。
役割は「睡眠とつけっぱなし」の専任と考える
Garmin Connectに統合できない以上、リングを「Garminの数字を補強する部品」として選ぶと期待外れになります。ランニングやワークアウトの記録はこれまでどおりウォッチに任せて、リングは寝ている時間とウォッチを外している時間の担当、と割り切るのが出発点です。
ウォッチを充電している間や、時計を着けたくない就寝時をリングが埋める形です。この役割分担なら、Garmin Connectと連携できないことは実害になりにくくなります。睡眠の分析はリングのアプリで完結させればよいからです。
買い切りか、サブスクか
ウォッチとの二台持ちになるぶん、ランニングコストは確認しておきたいところです。スマートリングには、本体を買えば追加費用なしで使えるモデルと、月額課金(サブスク)が前提のモデルがあります。毎月の固定費を増やしたくない人は、買い切りで使えるかどうかを先に見ておくと絞り込みが早くなります。
ヘルスケア/ヘルスコネクトへの書き出し対応を確認する
睡眠をリングのアプリで見るとしても、ヘルスケア/ヘルスコネクトへの書き出しに対応していれば、前の章のハブ構成が組めます。先ほどの表のとおり、健康計測タイプの3ブランド(SOXAI、RingConn、Re・De Ring)はいずれも対応済みです。
比較から始めるなら、この2本が入口になります。
ヘルスケアと双方向でやり取りできるSOXAI RING 2については、個別の解説記事があります。
まとめ

「Garminのリングはない」「直接連携もできない」と最初に分かって、逆にスッキリしました。連携できる前提でリングを探し回るところでした。
最後に要点を整理します。
☀️ 要点まとめ ☀️
- Garmin製のスマートリングはない(2026年7月時点)。開発中と伝える公式情報もなく、幹部は「手首の方が有利」と参入に否定的だと報じられている
- Garmin Connectに他社リングの睡眠データを取り込む公式手段はない。ヘルスケア/ヘルスコネクト連携は「Garminから外へ」の一方通行
- リングで測った睡眠は、Garmin Connectの画面にもBody Batteryなどの独自指標にも反映されない
- 併用するなら、ヘルスケア(iPhone)/ヘルスコネクト(Android)をハブにして両方のデータを見る形が現実解
- Garminユーザーのリング選びは「睡眠・つけっぱなしの専任」と割り切る。買い切りかサブスクかの確認も忘れずに
Garminのウォッチはそのまま主役で、リングは夜の担当として足す。連携はできなくても、この分担なら両方の強みを活かせます。仕様に動きがあれば、この記事も更新します。
